2022年03月01日

令和4年3月のおたより

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冷たい風が吹き抜ける園庭に、暖かい陽射しが春の気配を運んできているようです。


世の中では、まだコロナウィルスの猛威が収まりませんが、目の前で園生活を送る子ども達の、のびやかに遊ぶ姿からは暗い影などは、みじんも感じられません。

しかし、ここにきて姉妹園では、しばらくの間、休園をせざるを得ませんでした。また当園においても、感染による学級閉鎖を、避けられない状況にあることは、紛れもない事実です。  


子ども達にとって、大切な日々を失うことの無いようにしたいと、教職員は頑張っておりますが、教育現場として、また社会的にも現状のコロナ対策の中では、幼稚園として対応の舵取りが、難しくなっていることは、確かです。急なお迎えやお休みのご協力をお願いする際、保護者の皆様には、迅速に対応頂き感謝申し上げます。


さて、そんな中、年長児にとっては最後の大きな行事として、ズーラシアへの卒園遠足があります。この活動は、幼稚園で、今まで主体的に自分たちの生活を創ってきた子ども達が、自分達で遠足の行程を計画し実行する、という行事活動です。まずは、グループ作りから始まりますが、自分で考え、自分の思いを出し合い話し合うことで目的を共有し、自ら行動することで、自己発揮や自信を持つことにつながる活動です。

当日を迎えるまでの準備の過程もとても楽しそうで、わいわい話し合う様子からは,自分たちで、「出来る」という期待感が溢れているようです。これは、今まで子どもの主体性を育んできた園生活の積み重ねがあるからこそ、実行できるのではないかと考えております。


卒園する子ども達にとって、仲間と共に目的をもって協力する喜びや大きな達成感を実感できる、園生活の集大成となるのではないでしょうか。グループで話し合う様子からは、一人一人の意思が明確に感じられますし、相手の意見を聞きながら、グループ全体の考えを調整しようとする様子には、幼稚園生活を超えた先に向かって、確実に成長していくたくましさも感じます。


さて、年中少児の子ども達の様子を改めて見てみると、年中児たちは仲間と群れて遊ぶ楽しさを、多様な遊びの中で見つけています。仲間と響きあいながら、自分たちの遊びの世界を広げ、次のレベルに遊びをステップアップさせているようです。「ひと、もの、こと」すべてに視野が広がり、客観性の芽生えと共に多くのことに気付き、その不思議さや面白さに自ら関わろうとする意欲がぐんぐん伸びています。


年少児たちも負けず劣らず、友達との関りが楽しくてたまらないというように、この一年間で獲得したことばや、表現方法や態度で、友達や先生とやりとりをする様子が微笑ましく、またそこには自我を出したい強い思いも見えるようになりました。


一番小さな満3歳児達は、歩みも立つ姿も、しっかりしてきました。幼稚園の隅から隅までを、すっかり自分たちのテリトリーにして遊びを見つけている様子には、一人ひとりに確かな興味関心の芽が伸びているのを感じております。子ども達にとって、入園してから卒園まで幼稚園で過ごす時間は、あっという間に過ぎていきます。その時間の中で、こども一人ひとりが、どれだけ自分のありのままが出せて、自分の思いを自覚し、思考し、のびのびとそれを表すことができるようになっていくのでしょうか。

それは沢山の個性が集まって出来た「集団」の成長が見られる、年長の3学期の終わり頃に、ようやく確かな手ごたえを感じるのです。卒園していく子ども達には、何事に対しても、時間がかかったとしても、自分で感じ、自ら考えることを楽しめる心を忘れてほしくはありません。


3月はお別れ会がありますが、年中児たちが、中心になって、クラスのお友達やたくさん遊んでくれた年長さんたちとのお別れをどのようにしようかと、考えてくれることでしょう。

進学、進級と新しいことへ向かうとき、不安と期待で子ども達の心は揺れ動くことと思いますが、今まで培って来た楽しいことを見つける意欲が、きっと不安を取り除いてくれることと思います。


さて、この一年間という幼稚園で過ごす大切な時間を、私たち教職員も様々な色糸をつむぐように子ども達一人ひとりの個性と交わり園生活を、送ってまいりました。その個性が重なり合い、彩の美しいタペストリーが今出来上がろうとしております。


縦の糸が子どもであるならば、それを支える横糸は大人たちではないでしょうか。こんな思いでこの一年間を振り返らせていただきましたが、若葉会執行委員並びに様々な役員活動を始め、サークル活動、父親会議の皆様、今年度も制約の多い中でしたが、その時にできることを考え、いつも子ども達のためにご協力いただきましたこと、本当にありがとうございました。

また今年度は、厚木地区父母の会連合会の会長として、くり組の竹林さんには格別の重責を担って頂きましたことに、この場で改めて感謝申し上げたいと存じます。


今年度も、クラスだよりや動画の配信などでできるだけ園の様子を発信して参りましたが、やはり実際に園に足を運んでいただくのが、何よりだと感じております。来年度は、少しでもそんな機会が持てればと願い、希望を持ちたいと思います。保護者の皆様ご支援ありがとうございました。そして令和4年度もご協力の程を宜しくお願い申し上げます。

posted by 管理人 at 15:32| 園だより

2022年02月16日

オランダで芽吹く絵本の世界

こんにちは。
はやし幼稚園です。

今回は園生活ではなく、卒園児ご家族との交流についてお伝えしたいと思います。

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先日、SNSを通じて卒園児ご家族のKさんがオランダで日本語専用の図書館を設立したということを知りました。
ホームページがこちらです。

Kさんは、はやし幼稚園の教育方針にご賛同いただき、3人のお子様をはやし幼稚園に預けてくださいました。
また、お父様、お母様共に園によく足を運んでくださり、保護者会活動や、お父さんたちの集まりなどにも積極的に参加いただいていました。

そして、そんなKさんの状況を知り、微力ながらお手伝いできればと思い、絵本を寄贈させていただきました。
尚、寄贈にあたっては、こどものとも社さんからご協力いただきました!

Kさん、これからもオランダで素晴らしい日本語の本をたくさん提供してくださいね。
はやし幼稚園も応援しています!



最後に、Kさんご一家が寄贈した絵本と一緒に写真を撮ってくださいました!素敵な写真ですね!
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posted by 管理人 at 19:15| はやしのブログ

2022年01月31日

令和4年2月のおたより

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大きな地球、広い世界と学んできた私世代(テレビが身近にない世代)の人間にとっては、世界中で起きている出来事の、ほとんどを知ることなく、ましてや自分が実際に体験するなど想像もせず、何か大きな事件が起きても遠い世界の出来事としかとらえられないでいたのですが、私の古い感性を覆すように、災害が起きました。


まずは、瞬く間に世界中に蔓延した新型コロナウィルス感染症、次々と変異し、私たちの平穏な生活を脅かしています。更に、南太平洋の小さな島国トンガで起きた海中火山の大噴火は、太平洋を臨む国々に自然の猛威を大きな被害と共に見せつけ、世界中の人々に、地球の表面に住む人間のひ弱さを感じさせた出来事でした。


私たちの国も他人ごとではなく、地震等自然災害に見舞われることは多く、「備えあれば憂いなし」とことわざもありますので、コロナ対策や子どもがいることを前提にした災害への備えもご検討ください。


さて、先日は晴れた大空の下、ゴルフ場の美しい芝生の上を思い切り走り回って凧あげに興じた子ども達、引率するこちらのほうが、くたくたになるほど、ゴルフ場の端から端を何往復もして、空高く舞い上がる凧から風を感じているようでした。


そして今月は「生活展」がありますが、どの学年も子ども達の描画を中心に、一年間の園生活の様子をご覧いただく行事となります。

年間を通して幼稚園では子ども達の様々な表現活動を日常の保育や行事の中に取り入れてまいりました。


ところで、子どもにとって表現するということは、どういうことなのでしょうか。うれしければ思わず小躍りをして身体を弾ませる、楽しいと思わず鼻歌や好きな歌を口ずさむ、自分の思いを伝えたいときは大きな声になったり、手振りや身振りを添えたり、顔を真っ赤にして伝えようとする。どれも子ども達の生活の中で、自然に表される表現の姿です。


つまり、表現とは子どもにとって「今を生きていること」そのものといえるのではないでしょうか。

ところが、絵を描くということは、思わず身体が踊ったり歌ったりするような表現とは違い、そこに絵の具や筆という道具があり、それを使って画用紙に向かったときに、感じたことや伝えたいことを、一度自分の中に取り込んで、自分の心と頭を通って、能動的に表す行動といえるでしょう。


描画の活動は、衝動と理性のシーソーに乗っているようなものかもしれません。けれど幼児は、描くこと自体が楽しいから思わず手が出て、何枚も何枚もと筆を動かし、自分の思いのまま形にとらわれずに、画面を飛び出すように描くことのできる表出と表現の狭間にいるのですから、どの子もが楽しんで取り組めるようにと、担任は、絵の具の色や溶き方、描画を始める前の子ども達への導入などに、とても心を配り、丁寧に取り組んでいる保育活動の一つなのです。


そして子どもにとって表現する目的は、無条件に受け止めてもらうこと、といえるでしょう。出来栄えを評価するのではなく、そこに表したかった自分の思いを大好きなお家の方に受け止めてもらえる喜びを、子ども達には感じてもらいたいと考えております。


生活展では、担任がお子様の作品を前に園生活の様子などを、お伝えできる機会としたいと考えております。感染対策には十分に気を配り対応させていただきます。また今年度は皆様にお配りしていた冊子はありません。我が子だけでなく、クラスの子ども達の作品を通して、クラスや園生活の様子を受け止めて頂きたいとお願い申し上げます。


25日には年長児のズーラシアへの卒園遠足を予定しておりますが、年長さんたちと先生たち皆で幼稚園生活の集大成ともいえるこの活動に、じっくりと取り組んでいきたいと思います。


年長児たちは、自分たちで話し合い、一日の行程を決め、それを実行することで、大きな達成感と自信を感じることと思います。教育目標に掲げてあるように、自分で考え行動し、自分の考えを伝え合い、友達と力を合わせることのできるはやしっ子達の力を存分に発揮して、卒園遠足を充実したものにしたいと思います。


年少中児の子ども達は休園となりますが、きっと年長さん達が活動を進めている様子や帰ってきてからの姿にも、たくさんの良い影響をもらうことと思います。引き続き、お子様の健康管理を含め、保護者の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

posted by 管理人 at 14:53| 園だより