2021年09月01日

令和3年9月のおたより

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 17日間にわたって熱戦が繰り広げられたオリンピックが8日に閉幕しました。日本選手の活躍が連日見られ、コロナ禍で外出もままならない夏休みの大きな楽しみと同時に、その姿から元気と勇気を貰えたように思います。


   結果も素晴らしかったのですが、今回の大会では出場した選手達が一様に、開催に向けての協力に感謝し、特に今病気と闘っている人や医療従事者の人々に、自分たちの姿を通して、少しでも元気を届けたい、といった発言をされていることが印象に残りました。


    困難な状況の中で自国開催が出来たことに、誇らしさと心の高揚を感じさせてもらいました。改めてオリンピックの開催は、本当に良かったと実感しています


   さらに、アスリートたちの競技の姿も、競争相手にもかかわらず、他の選手が出した記録やパフォーマンスに対し、選手同士が相手を称え会い、共に歓びあう姿や、今大会で採用された競技において、10代の若者たちが大活躍する姿からも、オリンピックの精神が他者を尊重し、更に自らを向上させる為にひたむきに努力をしてきた姿勢を祝福する機会であることを、再確認できたのではないでしょうか。


   さらに、一昨日の開会式から始まったパラリンピックも、13日間の熱戦がスタートします。

   オリンピック同様パラアスリート達が真摯に取り組む姿から、多くの感動と勇気を目の当たりにすることができるでしょう。


   そして、これからの日本社会、世界を築く礎となるであろう子どもたちにも、ぜひパラアスリートたちの活躍に関心を寄せてほしいと思います。ご家族でTVの視聴を通して目の前に本物のヒーローやヒロインがいることを伝えつつ、これから私たちが目指す共生社会について、話題にしていただけるとよいのではないでしょうか。


 さて、2学期の生活が始まるこの時期に、改めて私たちが十分に気を付けなければならないのは、コロナウイルスのデルタ株の感染拡大状況です。このウイルスはこれまでと違って、感染力が大変強く、さらにこれまであまり見られなかった子どもへの感染も出てきていることから、最大限の注意が必要と考えております。


   そこで、すでに連絡メールでお知らせした通り、当分の間、園児のマスク着用をお願いいたします。それ以外については、教育委員会の今後の対応を参考にしながら、園としての方針を改めてお知らせしますので、その折には、特段のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


   もちろん園の基本的な姿勢としては、従来通り、子ども達の主体性が発揮できる園生活を基軸に考えております。それを実現させるためにも、幼稚園生活においても、初心に帰って感染予防を徹底していきたいと考えております。


   コロナを極端に恐れることはありませんが、従来から大切といわれている身の回りの消毒を始め、他者に移さないためのマスク等のエチケットを継続して実践することが大切です。治療方法の研究やワクチン接種も進んでいますので、もうしばらくは、この事態を乗り越えられるように、皆さんで頑張りましょう!


 さて、多くの制限がある中での夏休みでしたが、それぞれのご家庭では、いろいろな工夫をしながら、夏休みを楽しまれたのではないでしょうか。そんな子ども達の体験を共に歓び合いながら、2学期の園生活がスムーズに始められるようにしていきたいと思います。


   また、夏休み中、家の中で過ごすことが多かったことも予想できますので、子ども達の体調には、十分配慮しながら、少しずつ運動的な活動を取り入れていき、運動機能全般の向上を図っていきたいと考えております。

   ここで大切なことは、何かが出来ることだけではなく、先ずは、身体を動かすことや運動することが楽しいと感じることが大切で、その上で、個々の意欲や要求に応じた活動を、提供したいと思います。


   幼児期といわれる数年間は、一生のうちで運動全般にわたる基本的な動きが身に付き、身体を動かす遊びを通して、多様な動きを獲得する時期でもありますので、園環境を生かしながら、一日一日を大切に過ごしていきたいと考えております。


 幼稚園で十分に遊び、楽しんだ子ども達の中に、もしかすると、将来オリンピックを目指すような子どもが出てくるかもしれません。これは素敵な夢ですが、究極は好きだからこそ続けられるし、頑張れるのでしょう。その好きなことを、自分で見つけられることが、大切だと思います。




posted by 管理人 at 13:43| 園だより