2023年03月08日

厚木緑ヶ丘幼稚園 公開保育 日本教育新聞掲載のご報告

緑ヶ丘 園庭B.JPG


こんにちは、認定こども園はやし幼稚園です。


令和5年1月20日(金)姉妹園である認定こども園厚木緑ヶ丘幼稚園で公開保育を行いました。


公開保育のテーマは、当学園理事長が、長年研究し、試行錯誤してきた分野である”幼保小連携”です。

『 架け橋プログラムの実現に向けて 〜幼保小接続の一層の充実〜 』


参加者は、当学園の職員はもちろんのこと、厚木市教育委員会、小学校の先生方、厚木市内外のこども園、幼稚園、保育園の先生方、学園の理事・評議員など地域の方々に参加して頂き、約70人の来園がありました。


午前中は公開保育を行いました。

自由遊び、コーナー遊びの様子や、動物当番、クラスでのわらべ歌、年長さんについては、ばら組はなまえカード遊びの様子、ゆり組はお誕生日会のリハーサルの様子等を見て頂きました。


昼休憩を挟んで


午後、全体会では

厚木市立緑ヶ丘小学校の先生からの報告

YMCA厚木保育園ホサナの先生からの報告

認定こども園厚木緑ヶ丘幼稚園 平野先生からの報告

厚木市教育委員会指導主事の先生から、「これからの幼保小連携の在り方について」のお話


その後の分科会では、参加者が8つのグループに分かれ

公開保育を踏まえて、主体的・対話的で深い学びについての検討

今後、望ましい幼保小連携の在り方などについて、話し合うことができました。


最後に、國學院大學で、幼保小連携について研究をされている吉永安里先生に講演を頂き、

深い学びを得ることができました。


当日は、たくさんのお客様がいらしているのにも関わらず、さすがのみどりっこでした。

みんな、自分のやりたいことに向かってしっかり遊んでいて、職員としてもいつも通り過ごせる子ども達が誇らしく感じました。


学園が教育目標に掲げる「心豊かにたくましく」

子ども達の主体的な活動としての遊びが安定した力として発揮され、意欲を持ち自ら学ぶ姿がそこかしこで見られたと思います。


当日、大勢の参加者から頂いた保育や園環境また幼保小連携についてのご意見は、職員内で共有致しました。

今後、更に良い保育ができるように職員一同、勉強を続けて参りたいと思います。


当日は、保護者の皆様においても、午前保育へのご協力誠にありがとうございました。


当日の様子を、日本教育新聞の記者の方が取材して下さり、3月6日の紙面に掲載されましたので、ご紹介いたします。


posted by 管理人 at 15:45| はやしのブログ

コーラスサークルの発表

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こんにちは、認定こども園はやし幼稚園です。


昨日と今日は、当園の若葉会(保護者と職員の会)のコーラスサークル「はやしコーラス隊」の皆様が、

子ども達にコーラスを聞かせてくださいました。


コロナ禍以前は、毎年、年長さんのお別れ会で披露してくださっていましたが、現在はホールでの密を避けるため、2日に渡って公演をして下さいました。


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お母さんたちの、元気な歌声とダンスに、子ども達も楽しそうでした♪


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お迎えの時に、コーラス隊の歌声を放送することもあるので、子ども達も聞き覚えのある曲もあります。

一緒に歌っている子もいました。


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年少さんも、ちゃんと座って、お母さん達のお話を一生懸命聞いていましたね。




楽し気な曲に誘われて、昨日公演を聞いたお友達も集まってきていました。


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はやしコーラス隊の皆様、

子ども達に素敵な歌声、演奏をありがとうございました。


当学園では、保護者の皆様に、役員活動やサークル活動等、園での活動の機会を多く用意しております。

もちろん、基本的に強制はありませんが、

園で活動をして頂くと、子ども達の園生活をより身近に見て頂くことができます。


幼稚園で出会う、保護者同士の関わりは、住んでいる地域、仕事や学生時代の友人関係等とはまた違ったものです。

卒園後も、幼稚園で出会ったお友達はその後も続く長い子育ての良い仲間となることが多くあるようです。


また、子ども達は、お父さんやお母さんが自分のためだけではなく、

幼稚園のお友達、皆のために、活動してくださっていることをよく見ています。

自分の親でなく、お友達の親の活動を知ることも、同じだと思います。


ボランタリー精神の小さな種が子どもたちの心にそっと添えられる瞬間だと思います。


このように、若葉会活動、保護者の皆様の園での活動は、すべての子ども達にとって、宝物です。

今年度も、たくさんの保護者の皆様が園に関わって下さり、活動してくださり、本当に感謝しております。


また、別の機会に、保護者の皆様の活動をご紹介したいと思います。


はやしコーラス隊の皆様、本当にありがとうございました!!

職員も、たくさん元気とパワーを頂きました。


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posted by 管理人 at 14:43| はやしのブログ

2023年03月01日

令和5年3月のおたより

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園長 難波 香織 

 幼稚園のチャボが卵を産み始めると、春の気配に幼稚園が包まれ始めます。
木々の芽も梅の花も膨らみ始めてはいますが、それでもまだ冷たい風に木々は凍えています。
けれど、そんな寒風に負けることなく、園庭やアスレチックで元気に遊びまわる子ども達の姿の中に、成長の節目が見えてきました。

 幼稚園中が自分のものになってきた年少さん、先生を頼ることなく自分の遊びの幅が広がっています。
大きなクラスで展開している遊びの様子に興味を惹かれぐいぐいと年長児のクラスにも入り込んで、そこにあるおもちゃや難しそうな活動に手を伸ばし、お兄さんやお姉さんに教えてもらい、言葉も達者になって、やりとりしている姿が見えてきました。
視野が広がり、やってみたいという自分の思いが行動だけでなく言葉でも伝えられるようになりました。

 年中児たちは仲間との遊びが楽しくて、言葉や行動のキャッチボールがとても盛んになってきました。
楽しすぎて,身体中からエネルギーがほとばしるような勢いがみられます。
ある意味調子に乗って、ノリノリな感じというのでしょうか。
けれど、まだ言葉の使い方や心や体のバランスをとるのが下手で、ぶつかったり、こじれたり、もめたり、思わぬ方向に物事が進んでしまったり、思えばこんな風に進級してからずっと年中児たちは人と関わることで生まれるたくさんの難しさに日々苦労してきているのです。
しかし、これこそが 学び合うチャンスとばかり、先生たちはその間に入って取り持ったり、又は少し遠くから様子を眺め、自分たちで解決していけるように算段したり、集団生活だからこその子ども達の心と体の成長を支える保育に腐心しています。
この苦労が来年の今頃には報われるように、年長に進級してもしばらくは、もっと他者との摩擦を経験してほしいと思います。
その経験は、間違いなく一人ひとりの生きる力になるからです。

 さて、間もなく、この園を巣立とうとする年長児たちは、人形劇団プークのお芝居を見ておなかを抱えて笑ったり、アフリカのサファリのお話を聞いたりして、卒園を控え充実した日々を存分に楽しんでいる様子が感じられます。
3月に行う卒園遠足に向けての過程では、ワイワイ話し合ったり、自分たちで考える決め事で、思い通りにいかなかいことは、山ほどあるのですが、今の年長児たちは、友達と関わることの面白さやその苦労の先に格別な楽しさがあることを、自分の手で掴みつつあるような様子です。
困ったことがあっても誰かが「それならこうしたらいいんじゃない?」と声が上がり、
「いや、もっとこうしよう」と意見が飛び交う姿に「頼もしくなったな〜」としみじみ思います。
小学校へ向かう後ろ姿に「何があっても、きっと大丈夫だよ!!」と背中をポンと押してあげたいそんな思いでいっぱいです。
出来ないことや分からないことがあっても、何も心配することはありません。
学校は知らないことを学ぶところ、先生はわからないことを一緒に考えてくださる大人、そして小学校は、新しい世界への扉を自分で開けることのできる場所なのです。
「知りたい、学びたい、やってみたい」
この意欲が前を向く力になるはずです。
「世界中がみんなの前を見据える目(希望)、伸びようとする芽(力)を見守っているよ!」
と大きな声で巣立っていく子ども達に伝えたいです。
 
 子ども達の一年間の成長の軌跡をその年齢なりに振り返ってみると、そこには子ども自らの心が動いているたくさんの瞬間、場面が見られます。

幼児教育は今すぐ結果が見えるものではありません。

子ども達の根の教育、大地にしっかりと根差す一人ひとりの個性と可能性を育てる教育といえるのです。

たくさんの個性と個性がもまれ合い、響き合いながら「人となる」こんな素晴らしい瞬間に出会えることに感謝しつつ、今年度も最終月を迎えることとなりました。

 この1年間、保護者の皆様には多大なるご協力を頂き、また、私たちの保育を温かく見守って下さいましたことに感謝申し上げます。
若葉会の様々な活動のみならず、サークル活動、父親会議の力強いご協力、どれも我が子のためだけでなくはやし幼稚園の子ども達、皆への深い愛情の贈り物だと思っております。
昨今の社会情勢はコロナ禍も影響し、人と人との関係が希薄になり、子ども達が育っていく社会が不確実な要素に囲まれていく状況が続くかもしれません。
しかしここで育っている子ども達は、大人の力を信じ、自分の力を信じられる、そんな心の根を張る成長を見せてくれたのではないかと感じております。
それは何より保護者の皆様の協力体制の賜物であると思います。
まだまだ園としても未熟なところも多くありますが、教職員一同で「子ども主体の保育」の大切さを学び続け、子ども達を真ん中に置いて、保護者の皆様と手を携えていきたいと考えます。
私たちの目の前にいる子ども達は、困難な時代を切り開きながら、自分らしく生きる方法をつかんでいってくれると信じています。

これからもはやし幼稚園らしい保育活動へのご理解とお力添えをお願いしつつ、令和4年度を締めくくらせていただきたいと思います。

誠にありがとうございました。
posted by 管理人 at 13:55| 園だより